ブログストーリー TOP~峠の男達~

第4話 素晴らしきパートナー

あらすじ
S字カーブで有名な某A峠に特訓に来た
杉山と田中は、そこで地元最強ドリフター
の「木ノ下 共生」と勝負する。勝負に勝った杉山は木ノ下と話をするが、[峠の死人]について知っていると言うと、木ノ下が
杉山に受け取って欲しい物があると言う。
果たしてそれは何なのか?





この日杉山は、M町の喫茶店に呼ばれて
いた。
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杉山:「渡したい物って、何なんだ?
一体...。」

間もなく待ち合わせ場所の喫茶店に到着し、木ノ下と合流する。



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杉山:「あれ、今日はランエボで来たんです
ねぇ。それになんか
もう1人いるしw」

木ノ下:「あぁ、こいつはうちの社員です。
まだ新米なんですがw」

杉山:「え?しゃ...社員?」
「て事は...、」

木ノ下:「前言いませんでしたっけ?私、
C-TECって言うチューニング
ショップの社長なんですが...。」

杉山:「社ちょ...、え?ちょ、ま、
....えぇぇぇぇェェェっ!」


杉山:「嘘だろっ!?Σ(´□`;)」

木ノ下:「いや~、よく
言われますw(´▽`;)ゞ」

杉山:「はぁ....。」
([よく言われます(´▽`;)ゞ]じゃねー
だろっ!どーりで礼儀正しい訳だわw)

木ノ下:「どうかしました?」

杉山:「いえ、何も...。」
「それより、この間言ってた
[渡したい物]って何なんですか?」

木ノ下:「あぁ、そこに停めてあります。」

杉山:「そこに停めてあるって...、まさか
あの白の前期シルビア!? Σ(´□`;)」

社員:「あ、それボクのですw( ´∀`)」

木ノ下:「前期シルビアじゃなくて、その後
にある、あのランエボw」

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杉山:「え?あれは社長の車じゃ...。」

木ノ下:「ン?あぁ、違うx2ww」
「あんたに渡すのあれだよw」


杉山:「いやいやいやいや、冗談でしょ?
嘘でしょ?(^_^;)」

木ノ下:「何言ってんよ~、この間会った時
[峠の死人]に挑まれたって言う
から、3年前、[峠の死人]に勝ち、
その後事故って消えたエボ9ある
じゃない、」

杉山:「あぁ、あの[天使]って呼ばれてた
エボ9ですか?」


そう、あの[峠の死人]に勝った車が、過去に1台だけいたのだ。

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3年前、杉山のホームコースの峠で、
ランエボ9とトレノが勝負していた。
一進一退の勝負が続いていたが、エボ9が前に出た事で勝負はエボ9の勝利に終わる

...しかしバランスを崩したトレノがエボ9に衝突。2台はそのまま崖の下に落ちて
しまう。勿論どちらのドライバーも即死。

...後日C-TECの木ノ下が回収に行くが、
そこにトレノの姿は無く、落ちた痕跡も
無かったと言う。

無残になったエボ9を会社の工場に持って帰って来た木ノ下は、2年掛けてエボ9を
修理。
見事に復活させたのであった...。







木ノ下:「そそ。それうちのデモカーだった
から、回収して引き取ってくれ
そうなオーナー探してたんです
よ~( ^∀^)」

杉山:「流石にこれは嘘でしょ?騙され
ませんよ。」

木ノ下:「嘘だと思うならナンバー見て、
ほらほら、[天使]エボと同じ
ナンバーでしょ?」

杉山:「....あ、本当だ!じゃぁ....。」

木ノ下:「そう、これが3年前消えたあの
[天使]エボ。もうこれで
信じれる?」

杉山:「でも何で俺が...。」

木ノ下:「才能を見いだしたから。お分かり
で?」

社員:「社長、あの、敬語じゃ無くなって
ますが。(^_^;)」

木ノ下:「おぉ、これは失敬。つい熱くなり
まして...。」

杉山:「はぁ...。あ、そーいや維持費
とかって...?」

木ノ下:「あ、全部こっちで負担する
んで。」

杉山:「mjsk!Σ( ̄□ ̄;)」

木ノ下:「じゃもうそろそろ帰りますんで。
明日からエボ9のセッティング
とかしたいので、日にち
見つけたら電話して下さい。」

杉山:「俺のシルビアは...。」

木ノ下:「こちらで保管します。
ご心配無く。」

杉山:「はぁ...。」

木ノ下:「では私はこれで。」


木ノ下と社員はそそくさと外へ出て、あっという間に走り去っていった。

机に唯一残っていたのはエボのキーと
会社の電話番号の書かれたメモが。

杉山:「まいっか。」

そう言って杉山は喫茶店から出て、
新たな パートナー、[天使]エボと共に
帰っていった...。

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続く...。



今回も、[天使]エボをkesukunさんにして
頂きました。




ではまた。(⌒0⌒)/~~